Feb/2012
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韓国語学習ー日本人学習者にとって有利な点 2
 前回、日本人学習者が韓国語を勉強する際の有利な点として、漢字語の話をしましたが、今回は文法についてです。ご存知の通り、韓国語と日本語は、語順が同じです。といっても、部分的には違いがあり、例えば否定をあらわす‘안’は動詞の前にきて、‘안 가다’(行かない)のように表現します。が、これは学習の障壁になるほどではありません。語順が同じだと文の構造がわかりやすいので、文法の基礎がある人は、難解な内容でなければ、辞書を引きながら何とか一人でも文章が読めます。ちなみに、ある資料によれば、日本語や韓国語のような目的語が動詞の前にくるSOV言語は、世界の言語の約5割だそうです。英語のようなSVO言語の方がずっと多そうな感じがしますが……。
 文法の類似点は、語順以外にも動詞・形容詞が活用する、助詞、敬語があるなど多いです。敬語は、日本語が堪能な韓国人に尋ねたところ、日本語は韓国語に比べ謙譲語が多く、その点は習得しにくいとのことでした。確かに、韓国語の方がより尊敬表現が多い印象を受けます。敬語の特徴の違いは、日本と韓国の文化の違いにも関係しているかもしれません。また、韓国では、親など身内の目上の人の動作・行為について外の人に話すとき尊敬語を使う点も、日本とは対照的です。しかし、「敬語」という概念はあるので、違いに注意しながら勉強していくといいと思います。
 
韓国語学習ー日本人学習者にとって有利な点
 韓国語は、外国語の中でも日本語と距離が近く、日本人が学習する上で有利な点がいくつかあります。その一つが、漢字語です。韓国語の語彙は、主に固有語(日本語の大和言葉みたいなもの)、漢字語、外来語から成り立ちますが、予想以上に漢字語が多く、上級に進むほどたくさん出てきます。私が40代半ば過ぎから勉強を始め、半分独学でも何とか勉強を続けてこられた理由の一つが、漢字語です。

  
 延世大語学堂5級の教科書の本文に出てくる新出単語を調べてみたところ、74.3%が日本の漢字語と同じでした。‘투자(投資)’‘투기(投機)’など、先生は丁寧に教えてくださるんですが、日本語母語話者には漢字を見るだけで意味がわかりますから、語彙を増やすという点では大変助かります。日本にはないけれど、漢字がわかれば意味がわかるものが18.4%。‘저출산(低出産)’は、少子化のことかな〜、と想像できますよね。要意味確認の漢字語は、たった7.3%でした。入門、初級でしんどいなあと思っている人にも、もうしばらく頑張って続けてほしいです。漢字語が増えてきたら、楽しくなります!

今ソウルでおすすめの美術展
 韓国といえば思い浮かぶものは、韓流ドラマ、スター、Kポップ、キムチ、焼肉、エステ……といろいろありますが、韓国の伝統文化に興味のある私が最近気になっているのが、韓国の近現代美術です。今おすすめの美術展は、韓国現代美術の巨匠といわれる金換基(1913−74)の回顧展です。美術評論家でなく専門的な評価はできませんが、韓屋や伝統家具、陶器など韓国の伝統美にひかれる人には、ぜひみていただきたいです。フランスやアメリカの滞在経験もある画家の絵は、西洋の技法を使いながらも韓国の美や精神、画家の韓国への愛がつまっていて、とても幸せな気持ちにさせてくれます。

景福宮東南側の三清路沿いにあるギャラリー現代で、2月26日まで開かれています(月休)。近々ソウルに来る機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。

延世大語学堂冬学期7級始まりました!
 9日月曜から、延世大語学堂6級履修者限定の7級の授業が始まりました。パンフには、「最高級韓国語課程」とあります。月〜金午後2時から2時間、正規課程と同じく10週間開かれます。冬学期は、約10名のクラス2つ、同じクラスになったことはなくても、見たことのある顔がほとんどです。「最高級」にふさわしい実力を持った人もいれば、私のようについていくのがやっとの学生も……。昨年3月末韓国に来るまで、東京の韓国語教室で週1回2年習った後1年独学、昨年夏学期5級入学という学習歴のため、抜けているところだらけ。日本で語学教師をしていたのと、若い時中国語を勉強していたのと、韓国語の文法が日本語と似ていること、漢字語が多く学習しやすいことなどの要素があってここまで来ましたが、今までの読書量や会話量の不足など痛感しています。
 授業は、プリントのみと思っていたら、教科書3冊買うことになりました。5、6級と似たような教科書、語彙と文法のワークブック。韓国語能力試験対策もあり、発表(新聞記事発表2回、自分で選んだテーマでの発表1回)、テストもあります。力不足もあり、予想以上に準備が大変。でも、課題をこなすのに大変だった6級も何とかクリアしたので、何とかがんばってみます。

最近気になる韓国の新聞記事ーいじめ
 夫の仕事の関係で、うちでは韓国の新聞を何紙かとっています。昨年末の金正日死去後しばらくは、北朝鮮関連の記事が紙面を賑わしていましたが、最近よく目にするのは、いじめ関連の記事です。昨年末、大邱の中学生がいじめが原因で自殺して以来、‘왕따(いじめ)’‘폭력(暴力)’の文字を新聞で見ない日はありません。今月5日の「中央日報」では、職場のいじめについて触れていました。サラリーマン2975人への調査で、「職場にいじめ問題が存在するか?」には、45%が「ある」と回答。「いじめが原因で退職した職員がいるか?」については、58%が「いる」と答えていました。専門家は、職場のいじめは、熾烈な社内での競争によるものだろうと分析。また、「いじめて優越感を感じることにより、職場でのストレスを発散しているのだろう」「気にくわないからいじめるというより、いじめを職場での生存競争の手段として使っているのだろう」とも分析していました。
また気になる記事があれば、紹介していきたいと思います。

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